その副業は白? 黒? グレーゾーン?
「会社は副業OKになったが、こんな副業、してもいいのだろうか?」と悩んでいる人がいるかもしれません。厚生労働省のガイドラインやモデル就業規則、判例をもとに「利益相反の禁止(競業避止)」の観点でまとめると、次のようになります。
【黒(アウト)になりそうなケース】
明らかに勤務先のライバル会社や、部品の調達などで利害関係がある取引先で勤務したり、本業で得た資格、知識、ノウハウ、顧客情報や人脈を相当程度活用して副業をする。勤務先のライバル企業が主催するイベントに講師として出演し、業界の裏話などを話す(守秘義務にも抵触しかねない)。
明らかに勤務先のライバル会社や、部品の調達などで利害関係がある取引先で勤務したり、本業で得た資格、知識、ノウハウ、顧客情報や人脈を相当程度活用して副業をする。勤務先のライバル企業が主催するイベントに講師として出演し、業界の裏話などを話す(守秘義務にも抵触しかねない)。
【白(セーフ)ですみそうなケース】
勤務先とのライバル関係がないか、あっても接点が小さい会社や、勤務先との取引の利害関係がほとんどない会社で勤務したり、勤務先とほとんど無縁な業種で事業を立ち上げる。勤務先のライバル企業が主催するイベントに出演し、音楽を演奏する。
勤務先とのライバル関係がないか、あっても接点が小さい会社や、勤務先との取引の利害関係がほとんどない会社で勤務したり、勤務先とほとんど無縁な業種で事業を立ち上げる。勤務先のライバル企業が主催するイベントに出演し、音楽を演奏する。
【灰色(グレーゾーン)のケース】
副業で勤務先とはほとんど無縁な業種の会社を立ち上げ、その取締役になっている。勤務先のライバル企業がスポンサーで資本関係がある。出資額に応じて配当を出したり、人材を受け入れたりしている。
副業で勤務先とはほとんど無縁な業種の会社を立ち上げ、その取締役になっている。勤務先のライバル企業がスポンサーで資本関係がある。出資額に応じて配当を出したり、人材を受け入れたりしている。
もちろん、就業規則に定められた勤務先への届出を怠って無断で副業をしたら、白でも灰色でも黒になってしまいます。副業のせいで本業に支障が出るようでは明らかにまずいですが、副業の出張目的で勤務先で有給休暇をとったり、職場で副業で稼いでいる話をして他の社員を誘うのも、感心しません。副業はくれぐれも節度を守って、やってください。
起業で頼りになる弁護士、会計士に出会う方法
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