2019.6.10
サッカーW杯が史上初めてアフリカ大陸で開催されたのも南アフリカで、以降日本からの渡航者も増加しています。実際に行ってみると、日本のような四季があり、平均気温も大きな差がないことに驚く人も多くいます。
そんな南アフリカでいつか暮らしてみたいと思った人のために、実際に生活する際に掛かる生活費などを紹介します。1カ月あたりどのくらいのお金が必要なのか? 日本の暮らしとどんな点が異なるのか? 今後の人生設計の参考にしてみて下さい。
(※ 記事では、1ランド(ZAR)=8円として計算しています)
南アフリカの家賃相場は?
移住先として人気なのは、立法の首都であるケープタウンと経済都市のヨハネスブルクです。中心地の場合の家賃は1ベッドルームのアパートで月・6,000ランド(約48,000円)前後、郊外の場合は月・5,000ランド(約40,000円)前後が相場となっています。
他にも、月・10,000ランド(約80,000円)以上の東京並みの家賃の物件も多く見当たりますが、プールやテニスコートが付いていることなどを考えると、割安だと言えるでしょう。南アフリカには、日本と違い、賃貸でも一軒家式の住居や、コンプレックスという敷地内に複数の一軒家が集合する住居が多いことが特徴です。
南アフリカで物件を探す場合は、セキュリティ事情もしっかりチェックすることが大切です。現地の日本人の多くは、家の周りにエレクトリックフェンス(電流鉄線)やガードマンを配置しています。また、開閉ゲートが完備されており、家の中まで車で安全に移動できる物件が理想とされています。
エリアによっては貧富の差が大きく、犯罪に巻き込まれる恐れがあるため、外出する時間帯や場所については十分注意しましょう。
ちなみに…2つの都市を比べると、ケープタウンの方が治安が良い傾向にあります。特にロングストリートは観光客にも人気の場所で、夜でも気軽にバーやレストランに出入りすることができます。
肉とワイン好きにはたまらない国?
大陸で唯一G20にも名を連ねている南アフリカ。物価は、周辺諸国に比べて年々高くなっていますが、日本と比べるとまだ安いと言えます。昨今の市民の生活はスーパーマーケットが支えており、日本のコンビニと同じような役割も担っています。