そんな事情を前提に考えると、冒頭のパリ・ミュゼのニュース。“15万点を無料使用可能”が、非常に手間のかかった、また太っ腹、なものだとわかりますね。
さきがけは2017年、アメリカのメトロポリタン美術館。所蔵作品の中で、パブリック・ドメイン(著作権が消滅した状態)となっている作品の画像無料一般利用化します。「CC0(クリエイティブ・コモンズ・ゼロ)」(=著作権利益放棄の印)表記のある作品の高精細画像を自由に使用可能、クレジット表記も不要。その数現在なんと40万点(アプリなど新しい機能を取り入れ、更に進化しているようですよ)。
その後、他の美術館でも少しずつ少しずつこの動きが出てきています。
シカゴ美術館サイト スーラ《グランド・ジャット島の日曜日の午後》のページ
今回のパリ・ミュゼは、フランスで初めての無料一般利用化。メニューの「コレクション」から入るパブリック・ドメイン画像 のページで、美術館名、作家名、色彩による区分けなどで検索が可能です(言語は仏語、英語、スペイン語。残念ながら日本語はありませんが、感覚的に操作できるので大丈夫!)。
美術界でゆっくりと、でも確実に広がっているデジタル化。楽しまない手はありません。
通勤の電車で、スマホから世界のアートにつながる・・・そんな生活はいかがですか?デジタルをきっかけに、実物を見に行きたい!などリアル体験も始まるかもしれませんよ。
*「使用時にはクレジットを」など個別条件がある作品もあるので、使用の際には注意してくださいね。
通勤の電車で、スマホから世界のアートにつながる・・・そんな生活はいかがですか?デジタルをきっかけに、実物を見に行きたい!などリアル体験も始まるかもしれませんよ。
*「使用時にはクレジットを」など個別条件がある作品もあるので、使用の際には注意してくださいね。
近代建築の巨匠ル・コルビュジエの思想を絵画で体感する【アート研修】

アート研修の目的は、今ビジネスにおいても重要視されている「感性」を磨き表現能力を開発することです。感性が磨かれると人生は豊かに彩られるでしょう。今回は「芸術家の試行錯誤を追体験してみよう」です