知人経営者の1人に、かつてビル・ゲイツ氏直下で共に働いていた方がいますが、読書傾向が同氏と酷似しているのは偶然でしょうか。2014年6月のビジネスインサイダーの記事によれば、富裕層の9割強が新聞などで毎日最新ニュースを入手した上、85%が1か月に2冊以上の自己啓発関連、キャリアアップ関連の読書をしているとのことです。また、成功者の多くが、他の成功者の自伝を読書に加えているとのお話もあります。
多くの自伝は、成功についてのみならず、失敗・挫折についても語られます。成功が失敗の連続の上に成り立っていることは、多くの成功者が実感しているところです。それでも、失敗して学ぶことには相応のコストがかかり、事業や投資で失敗すれば、損失ゼロという訳にもゆきません。成功者ほど他者の自伝を愛読するのは、自ら失敗して学ぶコストを抑えられるから、という可能性は大いにあり得ますね。
富裕層になる人の読書術

秋の夜長、読書の秋の時期を迎えると「今年こそ読書をしよう」と考える人も多いはずです。ちなみに、富裕層になる人の読書量は平均的な人と圧倒的に違うとされ、なんと約30倍の量とも言われています。今回は、富裕層になる人に共通する読書術を見ていきたいと思います。