2019年10月8日 更新

リーダーシップを勘違いしている上司によくある特徴6つ

リーダーシップとは「部下のお手本になるべき」「先頭に立って皆を引っ張る存在」などと思っている上司は多いです。間違いではないものの、本来のリーダーシップとは一体?ちょっと残念な上司のエピソードを交え、部下があこがれるリーダーシップ像について考えていきます。


自分を評価してもらいたい上司は、体裁ばかり取り繕う傾向にあります。まわりからよく見られたい、幹部から評価されたい。その結果、理想ばかり追い求めて見栄っ張りな行動ばかりが目立つようになってしまいます。

プレゼンなどでも現実が見えておらず、夢や理想ばかりで相手に伝えたいことがうまく伝わらないことも。理想をイメージすることも大切ですが、現実を踏まえたうえで実現可能な目標を定め、説明できる力が欠かせません。

これまでの社内で「当たり前」だった枠組みから抜け出せない

Pen Paper N And - Free image on Pixabay (46609)


企業のやり方など、これまでの方法を踏襲することももちろん大切です。しかし、新しい風穴を開け、これまでになかった考えを発案するのも企業発展に欠かせないエッセンスのひとつ。

チーム全体が足並みをそろえ、協調性を保つことを求められる場面もあるでしょうが、会社にある常識・固定概念から抜け出せない上司は、その部署を大きく躍進させる可能性は低いです。ローリスクであれば、ローリターンになる場合が多いのではないでしょうか。

リーダーには、これまでのやり方や考え方に一石を投じる力が求められているはずです。

「いつも遅くまで頑張っているね!お疲れ様!」これはいいこと?

gettyimages (46608)


ある企業でいつも遅くまで残業をこなすAさん。上司からいわれたのが見出しの一言です。部下を褒めることはとても大切ですが、これはいい褒め方なのでしょうか?実はこの一言、部署全体の残業時間増加、効率低下にもつながるリスクをはらんでいます。

いつも残業をしていることを褒めると、その部下は「残業していることはいいこと。」だと勘違いしてしまう可能性があるのです。頑張っていることは他の方法でもアピールできるはずなのに、「残業=頑張っていること=褒められる」という間違ったサイクルができあがってしまいます。

ここでは、部下を褒めず、仕事の進め方や改善点をはじめ、プロセスに注目しながら褒めることが大切。遅くまで頑張ることを直接的に褒めているつもりはなくても、長時間残業を是正する近年では別の方法で部下を褒めてみたいところです。

湊音

元総務・人事キャリアを持つフリーライター。これまでの経験を活かし、「仕事」「働き方」などのテーマを中心に執筆活動中。女性がのびのびと多様な働き方を実現できるべく、常に新しい情報をキャッチしています。
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