2018.01.30
『お金原論』という本の命題は、「お金とは何か」ということ。
「お金」という軸を通じて自分自身をニュートラルに見ることができれば、人生をもっともっと楽しめるようになるだろう。
これから毎回、『お金原論』の中身を少しずつ伝えていく。すべてが賛同を得られるものであるという確信はない。しかし、生活や人生と切っても切り離せない「お金」というものについて、1人でも多くの人に「お金とは何か」という議論に加わっていただければ幸いである。
「お金」という軸を通じて自分自身をニュートラルに見ることができれば、人生をもっともっと楽しめるようになるだろう。
これから毎回、『お金原論』の中身を少しずつ伝えていく。すべてが賛同を得られるものであるという確信はない。しかし、生活や人生と切っても切り離せない「お金」というものについて、1人でも多くの人に「お金とは何か」という議論に加わっていただければ幸いである。
お金の教養STAGEを高める方法
「使い方」を例にとると、STAGE1では借金をしないと生活が回らないのに対し、STAGE5では、人の成長や文化の継承などにお金を使っている。
「お金の教養STAGEチェックリスト」を見る、STAGE1とSTAGE5では、天と地ほどの違いがあることがわかる。
「稼ぎ方」を例にとると、STAGE1では目の前の生活のために働いているのに対し、STAGE5では、少しの時間で多くの収入を得る仕組みを持つことができている。
こうして見るとずいぶん違うが、今はSTAGE5の人も、最初からSTAGE5だったわけではない。多くの人が、以前はSTAGE2だったであろうし、場合によってはSTAGE1だったという人もいるだろう。
お金の教養STAGEが上がると、お金の使い方や増やし方が上手になり、お金が貯まる。それだけではない。自分自身の価値を活かした働き方ができるようになり、より時間にゆとりが生まれる。自分の興味を活かした資産運用ができるようになり、それがストック収入に変化していく。より価値あるものにお金を使うことで、新しい経験や出会いに結びついていく。
こうした変化がシナジー効果を生み、これまでの人生の延長上にはなかった多くの新しい選択肢と出会うことができるようになるのだ。
イチロー選手にしても、最初から世界で通用する選手だったわけではない。1つ1つの行動を積み重ねて、1つずつ段階を上げてきたはずだ。あなたが現在、何かしらお金の悩みや不安を抱えているのであれば、まずは1つ、STAGEを上げてみよう。あなたの想像以上に、見える世界が変わるのを実感できるはずだ。まずは、めざすべきSTAGEを決めて、そこに向かって1つずつSTAGEを上げていこう。
めざすべきSTAGEは、人によってそれぞれだ。「STAGE3まで行けば、十分に幸せ」という人もいれば、「一度きりの人生だから、行けるところまで高みをめざしたい」という人もいるだろう。何も、すべての人がSTAGE5を目標にする必要はない。自分の価値観、人生観と対峙したうえで、めざすべきSTAGEと、何年後にそれを実現させたいのかを考えたい。あとは、このチェックリストがあなたの道標になってくれる。
富者の遺言 第1章 始まり〜本当にそれでいいのですか?[第1話]
![富者の遺言 第1章 始まり〜本当にそれでいいのですか?[第1話]](https://cdn.clipkit.co/tenants/24/item_links/images/000/009/680/thumb/35ae09d7-a81c-42a3-99dc-6e7209b0db4c.jpg?1517204843)
元銀行員の男が起業をして、一時は成功の夢をつかみかけたが失敗する。男はなぜ自分が失敗したのか、その理由を、ジョーカーと名乗る怪しげな老人から教わっていく。"ファイナンシャルアカデミー代表"泉正人が贈る、お金と人間の再生の物語。